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switch chair

生活の場と仕事の場が重なり合う、これからの住空間のための椅子をデザインしました。

リモートワークが当たり前の時代になり、生活の場所であった自宅で仕事をする機会が増えてきました。これまでの職住分離の考え方が変化し、自宅はくつろぎと働くための空間が重なる新たな場所になりつつあります。

それに伴い、家具も新しい環境に適した機能や佇まいが必要とされますが、限られた大きさの部屋で、環境毎に個別の家具を置くことは効率的ではありません。

switch chairは、1脚で、生活の場と仕事の場、2つの環境に対応した、職住融合空間のためのミニマムなデザインの椅子です。

背筋を伸ばし、仕事に集中しやすい姿勢をつくるデスクチェアスタイルと、座面が後方に緩やかに下がり、深くリラックスした姿勢をつくるロッキンチェアスタイル。それぞれの環境に最適な座り方に切り替えることができます。

また、リモートワークが増加するにつれ、1日の大半をデスクで過ごす人の数も増えていますが、筋肉の中の血流が悪くなり腰痛や肩こりなどの体調不良につながるなど、長時間同じ姿勢で座り続けることが大きな健康問題となっています。

switch chairは定期的に座位を切り替えることで、長時間でも身体に過度な負担が集中しないよう座ることができます。

フレームには傷に強い焼き付け塗装処理のスチールパイプを、座面には耐久性の高いパラシュートコードを使用。シンプルでタイムレスなフォルムは、いつまでも長く使うことのできるデザインになっています。また、無駄を一切省き軽量化した構造のため、パイプクリップで座面に固定された脚フレームを外し回転させるだけで簡単にスタイルチェンジを行うことができます。

quantumでは社会やテクノロジーの変化に伴う、新しいプロダクトの在り方を提案するデザインリサーチプロジェクトを行っています。switch chairはそのプロジェクトの一環として製作されました。


photography by ROBINHOOD photograph / Goichi Kondo